下剤(便秘薬)の種類と効果、主な副作用について

便秘を治す方法は様々ですが、
症状などによっては時に薬に頼らなければいけないこともあります。

そんな時、自分の便秘症状に合わせて、
正しい薬を選択できるようにその特徴を知っておきましょう。

整腸剤について

便秘の治療に特化しているわけではありませんが、
便秘にも効果があるのが「整腸剤」です。

整腸剤の薬効は、腸内の菌のバランスを整えること。

腸には善玉菌と悪玉菌があり、悪玉菌が増えることで様々な症状を引き起こします。
これに対して、善玉菌を増やして腸内環境を良くするというのが、
整腸剤の効果です。

ただし、このような効果から、便秘を直ちに治すというわけではなく、
どちらかといえば、他の便秘解消法と合わせて使用することで、
徐々に体の状態を改善していくというものになります。

便秘の症状が出始めたときや、
多少便通に異常を感じるというときから使い始めると良いでしょう。

機械性下剤について

「機械性下剤」は腸ではなく、便の質を変えて排便を容易にするタイプの薬です。
特徴として、腸に刺激を与えるわけではないため、
内臓に負担をかけることなく便秘症状を緩和することができます。

また腸に刺激を与えると症状が悪化するタイプの便秘の場合は、
主にこの下剤を使用することになるでしょう。

なお、機械性下剤は、その薬効によって3タイプに分けられます。

塩類系下剤

主成分としてマグネシウムが含まれているタイプで、
腸が便から吸い上げる水分を調整することで、
便に含まれる水分を保ち、柔らかくする作用があります。

糖類系下剤

各種糖質が含まれているタイプの下剤です。
塩類系下剤とは逆に腸内の水分量を増やすことで、
便に含まれる水分量を多くし、柔らかくします。

膨張性下剤

下剤に水分を吸収しやすい成分を含んでおり、
その成分と便を絡めて、水分を保ったままカサを増し、
便通を良くする作用があります。
ただし、その性質上、服用後にお腹の張りを感じることもあります。

それぞれ作用する方法は異なりますが、
いずれも便の水分量を調整するという作用があり、
体への刺激は少ないといえます。

刺激性下剤について

「刺激性下剤」とは、直接腸に作用して刺激を与え、
働きを活発にすることで便通を促す薬です。

その薬効によって2種類に分類されています。

大腸刺激性下剤

「アントラキノン系下剤」とも呼ばれるもので、
大腸に刺激を与えてぜんどう運動を活発化させ、
便を運びやすくする作用があります。
ちなみに、市販の便秘薬の約7割はこのタイプの薬です。

小腸刺激性下剤

その名の通り、大腸ではなく小腸に刺激を与えるタイプの下剤です。
作用としては、大腸と同じく刺激を与えて便通を良くするものになります。

これらの刺激性下剤は確かに強力で効き目がすぐに表れるものも多くあります。
しかしながら、いずれも腸に刺激を与えるタイプで、
元々働きが活発化してしまっているけいれん性便秘の人にはオススメできません。

また、いずれも依存性があり、
長期間服用していると下剤依存症になって、
下剤を使わなければ排便ができなくなってしまうこともあります。

特に大腸刺激性下剤は常習性が強く、長期間の服用は厳禁。
大腸壁が黒ずみ、硬くなる「大腸メラノーシス」の原因になることもあります。

効果は良いですが、あまり体には良いといえませんので、
どうしても便秘症状が辛い場合の緊急措置として考えておくようにしましょう。

坐薬や浣腸について

坐薬や浣腸に関してはさほど説明する必要はないでしょうが、
直接肛門から注入して排便を促すタイプのものです。

いずれも使用してからすぐに効果が出る強力な下剤ですが、
しかし体への負担は他の下剤に比べて、劇的に大きいものです。

中には、こうした坐薬や浣腸を、
毎日一定の時間に排便するために常用する人もいるそうですが、
こうした使い方は絶対にやめるようにしましょう。

あくまで坐薬や浣腸は、強烈な便秘症状が出て、
日常生活に支障がでてしまう場合などに限り使うようにしてください。

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